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美肌になる方法!赤ちゃん肌の作り方 > 美肌を手に入れるための心理学 > ホメオスタシス(恒常性)
ホメオスタシス私達が新しいセルフイメージを手に入れようとしたり、パラダイムシフトを起こそうとすると必ず現れる反応があります。 それが生物すべてに備わっている ホメオスタシス(恒常性) です。 恒常性という日本語訳からわかる通り、 ホメオスタシスというのは変化に対して抵抗し現状を維持しようとする力です。 このホメオスタシスがあるからこそ 私たちの体温はほぼ一定に保たれ、生きていることができます。 この変化に抵抗する力は、 肉体的な変化だけでなく精神的な変化にも働きます。 また最初に生物すべてに備わっていると書きましたが、 生物だけでなく家族や友人関係などの社会システムにも備わっています。 そして変化が大きいほど抵抗する力も大きくなります。 例えば例があるとわかりやすいと思うので、いくつか例を挙げていきます。まず肉体的な話として、 高校を卒業してから20年以上運動をしていない人がいたとします。 その人がある日、"健康にはやっぱり運動"のような話を聞いて 「ジョギングでもしてみよっと♪」という気持ちになったとしましょう。 そして、ジャージやシューズを買ってきて、 うきうきしながら近くの公園に行きジョギングを始めます。 するとどうなるか。 おそらく胃が痛くなり、めまいがして、 心臓が止まるのではないかというくらい胸がしめつけられ、パニック状態になるでしょう。 しかしこのような痛みには実はあまり意味はありません。 この人が受け取るのはホメオスタシスからの警告です。 20年間運動してこなかった肉体は 運動しないことを「正常な状態」と認識しています。 そのためいきなり運動をしたらホメオスタシスは 「警告!呼吸、心拍に異常な変化あり!」というアラームを鳴らします。 このアラームが体の痛みとして現れます。 精神的な話では、例えば私たちがセルフイメージのページを読んで、 「よし理想の自分をイメージしよう」と思ったとします。 そして紙に理想像を書いて、朝起きた直後と夜寝る前に読もうと決意します。 しかし3日もしないうちに ・「こんなの本当に効果あるのかな」 ・「こんなことするの恥ずかしい」 という気持ちがわいてきます。 これもホメオスタシスの抵抗です。 社会的システムについてはイメージしにくいかもしれませんが、 例えばある家族があり父親がアルコール依存症とします。 月に何度かは正気を失ったようになり、そのたびに家族は一騒動です。 ここで何かのきっかけで父親がアルコールをやめるとします。 きっと家族が幸せになれるだろうとそのときは皆思います。 しかし数ヶ月のうちに 家族のほかの誰かが同じような問題を起こす可能性がかなり高いです。 例えば今度は母親がアルコール依存になったり、息子が麻薬に手を出したりなどです。 これもホメオスタシスの抵抗で、この家族にとっては月に何度か騒動があるのが 「正常な状態」でありホメオスタシスは何とかしてその状態に戻そうとします。 そして無意識のうちに誰かが問題を起こしてしまいます。 上の3つはかなり大きな変化を例にしましたが、 小さな変化とそれに抵抗する力は私達の生活のいたるところに存在しています。 髪型を変えたらなんかそわそわするとか、 友達に彼氏ができたと言ったら「その男やめたほうがいいよ」と言われたとか、 ホメオスタシス私たちの身の回りのいたるところで働いています。 ホメオスタシスは変化すべてに抵抗するこれらの例でわかるように、ホメオスタシスは変化がその人、社会システムにとって良いことか悪いことかどうか判別できません。 変化にはすべて抵抗します。 生きていくためには必要な機能なのですが、 私達が良い方向に変化しようとするときには このホメオスタシスを何とかしなくてはなりません。 実際にどうするかは次のページでお話しますが、 ここで知っておいて欲しいことはホメオスタシスによる抵抗は必ずあるということです。 人間である限り必ずホメオスタシスの抵抗を受けますし、 社会システムに属しているのであれば周りの人が 私達の変化を直接的にも間接的にも妨害しようとします。 これは避けられないということを知っておいてください。 そうすれば抵抗がきたときに「そうきたのね」と冷静に見ることができます。 では最後に、次のページで実際に心理を変えていく方法をお話します。 前のページ:パラダイムシフト 次のページ:実際に心理を変えていく このページ:ホメオスタシス(恒常性) カテゴリ :美肌になる方法!赤ちゃん肌の作り方 > 美肌を手に入れるための心理学 Tweet Check |